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フレイルとは?

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 フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」である、とされています。

・・・わかりにくいですね。
 要は、「心身が健康な状態から徐々に“弱ってきている”状態で、要介護状態になる前の中間の状態」を意味します。
 フレイルの特徴として、筋肉などが減少することで体重が減ったり、人・物の名前が覚えられなくなったり、また、すべてに対して気力や活力がなくなってしまう・・・等の症状が見受けられ、進行すると食べ物を飲み込む力が弱くなり口から食べ物を摂る(普通に食べる)ことが難しくなったり、食べること自体を忘れてしまう、食べるのがおっくうになる…といったことが起こるようになります。
 また、多くの人は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられており、そのため高齢者は特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。

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(出典:首相官邸ホームページ「一億総活躍社会の実現へ」

フレイルを予防する4つのポイント

 フレイルを予防するためには、「元々のかかっている病気のコントロール」、「適度な運動」、「食事による栄養摂取」、「かぜなど(感染症)の予防」、この4つが重要です。

元々かかっている病気(持病)のコントロール 

 糖尿病や高血圧、腎臓・心臓・呼吸器・整形外科的な疾患など、慢性的な疾患がある場合には、まずもともとかかっている(持病)のコントロールをすることが必要です。

 フレイルの筋力低下には、適切な運動による運動療法が有効ですが、持病のコントロールができていないと高齢者の方は体を動かすという気持ちになれないことがあります。また、こうした持病の治療がうまくいっていない場合、フレイルを悪化させてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

 無理をせず、まずは持病のコントロールに重点を置きましょう。

適切な運動(運動療法)と食事による栄養摂取(栄養療法)

 筋力の低下に対しては、高齢者であっても適切な運動(運動療法)によって筋力が維持できる、ということが研究で報告されています。

 運動療法はその人に合ったものを行うことが大切で、負荷のあまりないベッドの上で足の運動を行うことから始まり、徐々に負荷をあげ、椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返したり、それも問題なくこなせるようであれば歩行距離を徐々に延ばしていく、というように少しずつ運動強度を調整していくことが大切です。筋力が落ちている状態で、急に立ち上がる運動をしたり、無理やりに歩行運動をすると体がついていかず、転倒や骨折を起こし、最悪の場合、寝たきりになってしまいますので、大変危険です。
あくまでも少しずつ、徐々に徐々に負荷をあげていくのがいいですね。

 また、運動療法だけ行っても新しい筋肉を作るための栄養がなければ意味がありませんので、運動療法は食事による栄養摂取(栄養療法)とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行ってしまうと、筋肉がつかないどころか低栄養状態を助長してしまいますから、良質なタンパク質(魚・肉・大豆など)などを摂りながら運動療法を行うようにしましょう!

かせなど(感染症)の予防

 高齢者は免疫力が低下していることが多いためかぜやインフルエンザ、そしてそれを原因とした肺炎にかかりやすいといわれています。かぜ・インフルエンザ・肺炎が重症化して入院、そして寝たきりになってしまうということもよくあります。日頃から適度な運動やバランスのよい食事などにより、かぜなどの感染症に強い体作りをするだけでなく、インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンなどの予防接種をしておくのもフレイルを予防する1つの方法といえるでしょう。

 「元々のかかっている病気のコントロール、適度な運動、食事による栄養摂取、かぜなど(感染症)の予防」の4本柱でフレイルを予防しましょう!!